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文化と思想 · 2026年9月30日

気候危機を神学的に問い直す新刊が出版

brown wooden book shelf with books
Trnava University / Unsplash

気候変動がもたらす不平等な被害と、それに対する神学的な応答を考察した書籍が出版された。著者は、気候危機が脆弱な立場にある人々により深刻な影響を及ぼす現状を指摘し、環境問題を神学的な次元で捉え直すことを提案している。

この著作は、水不足や猛暑、洪水といった気候変動の被害が、誰の生活に最初に壊滅的な打撃を与えるかを分析している。著者は、人間を地球に属し、互いに結びついた存在と見なす視点から、気候危機の文脈における神の理解を再考する。また、白人男性中心の神のイメージが、父権制や人種差別、環境破壊をどのように正当化してきたかを批判的に検討し、黒人神学やエコフェミニズム、先住民の生態系神学を統合した代替的な神の理解を模索している。

著者は、カナダに移住した韓国出身の女性であり、アメリカの宗教学校で教授を務めるとともに、プロテスタント教会の牧師でもある。世界教会協議会での気候正義に関する実務経験が、著作の根拠を補強している。書籍は6つの章から構成され、水の商品化やパレスチナ、スタンディングロックでの水正義の闘争、交差する不平等、そして神を動詞として想像することなどを扱っている。各章の末尾には、教会の小さなグループでの議論に活用できる質問が掲載されている。