世界の教会 · 2026年9月18日
カトリック教会、今世紀のラテンアメリカにおける殉教者304人を記録
カトリック教会は、今世紀に入ってからラテンアメリカで304人の殉教者がいたことを記録しました。
これらの男女は、信仰を告白したことだけでなく、貧しい人々を守り、組織犯罪に立ち向かい、創造物を保護したために殺害されました。聖人原因省長官のマルチェッロ・セメラロ枢機卿は、薬物密売や森林破壊、あるいは天然資源の搾取に反対したことが殺害の理由となったケースが多いと説明しました。殉教者の中には宣教師だけでなく、福音を守り、薬物密売人を告発し、先住民の領土を森林破壊から守り、天然資源の不法な搾取と戦った信徒も含まれています。彼らは不法活動を支配する人々にとって不都合な存在となり、その福音の証しが経済的利益や犯罪組織と直接的に衝突したとされています。
バチカンが推進する殉教者の世界的なカタログには、すでに1,700件を超える事例が記録されています。この組織が昨年発表したデータによると、2000年から2025年の間に世界中で1,624人の殉教者が記録されており、そのうち304人がアメリカ大陸出身でした。直近の1年間だけで100人から150人の新しい証言が追加されており、この現象が現在も継続していることが確認されています。
こうした状況を受け、バチカンでは9月15日に、現代世界におけるキリスト教の証しを考察する国際会議「21世紀:殉教者の新しい時代か?」が開催される予定です。この会議は、新殉教者・信仰の証人委員会によって企画されました。また、2025年9月14日には、教皇レオ14世が他のキリスト教教会や共同体の代表と共に、21世紀の殉教者と信仰の証人を記念するミサを執り行いました。
セメラロ枢機卿は、教会における聖性は公式に列聖された人々に限定されるものではないと強調しました。カタログに記載された人々の中には、条件が満たされれば至福化や列聖の手続きが開始される可能性があるとしています。しかし、主な目的は、日常的なキリスト教生活の高い基準を明らかにすることにあると述べています。また、新殉教者・信仰の証人委員会の副委員長である歴史家のAndrea Riccardi氏は、教会が真に「殉教の新しい時代」を経験していると主張しています。